「出社したくなるオフィス」の正体。空間デザイン×食設計が実現する、AI時代の次世代ワークプレイス
- 5 日前
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コロナ禍を経て“リモートワーク”という働き方が定着した一方で、経営層からは「リアルなコミュニケーションを取り戻したい」「社員が自発的に出社したくなるオフィスを作りたい」という声が急増しています。
今回は、2026年6月に協業を発表した、オフィスデザイン・内装設計・施工・ICT 活用支援を行う「サンニン株式会社」と、社員食堂・社内カフェ・ケータリングの企画運営を行う「ボンディッシュ株式会社」それぞれの代表取締役社長によるトップ対談を実施。両社の協業により実現する「空間×食設計」の相乗効果がもたらす、これからのオフィス戦略について語り合っていただきました。
▼サンニン×ボンディッシュの協業について、詳しい情報はこちら
この記事のまとめ
「出社したくなるオフィス」には食が不可欠: リモートワーク定着後の課題である「リアルなコミュニケーション」を創出するには、人間の根源的な行為である「食(カフェ・社食)」を組み込んだ空間設計が最も有効。
「空間×食」を初期段階から統合し、交流を最大化: 制約が多いテナントビルでも、厨房設備が不要な「キッチンレス社食」とサンニン社の「空間デザイン」を初期段階から掛け合わせることで、社員の自然なコミュニケーションを誘発する最適な導線やレイアウト設計が可能になります。
AI時代こそ「アナログ(食・空間)」が企業価値を高める: AI化が進むこれからの時代において、対面での偶発的な交流や食体験への投資こそが、従業員を「いきいき」とさせる最強の経営戦略となります。
サンニン株式会社 | ボンディッシュ株式会社 |
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「人が輝く空間を創る」を理念に、オフィスデザインを中心に、空間デザイン設計、ICT 構築、グラフィック、不動産仲介、メンテナンスを一気通貫で提供で全国で展開する企業です。人を中心にしたオフィスデザインに加え、ICT 活用や DX 推進を通じて、働き方そのものの変革を支援。ハードである空間と、ソフトであるテクノロジーの両面から企業課題を捉え、経営者と社員双方の視点を融合させた最適な環境づくりを行っています。 | おいしい一皿で絆をつなぐ”をミッションに、社員食堂、社内カフェ、ケータリング、キャラクターカフェなど、食を通じたコミュニケーションの場づくりを行っています。創業当初から培ってきたケータリングのノウハウを活かし、現地調理をしないキッチンレス社食や、企業ごとの課題に合わせた食空間の企画運営を展開。管理栄養士によるメニュー設計や、社内コミュニケーションを生む食体験の設計を通じて、働く人の毎日と企業の組織づくりを支援しています。 |
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サンニン株式会社 代表取締役社長 東 正展 | ボンディッシュ株式会社 代表取締役社長 上形 秀一郎 |
出社回帰時代のオフィス再定義。「選ばれる企業」がオフィスカフェを導入する理由
ボンディッシュ株式会社 上形社長(以下、ボンディッシュ上形):2020年のコロナ蔓延、2022年からの生成AIの普及など、企業やオフィスを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。都内主要5区のオフィス空室率は年々低下しており、通勤の利便性が高い都心部へオフィスを構える企業が増加していますが、オフィス設計を担うサンニンさんから見て、クライアント様から求められる要望に、変化や傾向はありますか?
サンニン株式会社 東社長(以下、サンニン東):まず、昨今の働き方に関する企業方針は、大きく2つの動きがあります。コロナ禍で浸透した「ハイブリッドワーク」を今後も継続する企業と、最近ニュースにもなった大手IT企業のように「全員出社」に振り切る企業。ただ、リモートワークが浸透した一方で、対面で仕事をする意味や価値が改めて注目され、全体的な傾向として在宅勤務の比率は下がり、オフィスへの出社回帰が進んでいると感じています。
そして、企業は出社を増やす中で「社員の満足度をどうやって向上するか」「コミュニケーションをどうやって生み出すか」という課題に直面しており、社員同士が自然に会話できる雰囲気を意図的に設計できないか?というご相談が増えています。

ボンディッシュ上形:確かに、ただオシャレで使い勝手が良いだけのオフィスでは、社員の積極的な出社には繋がらないので、それ以上の価値として「オフィスに出社して良かった」と感じてもらえる設計が必要ですね。弊社でも「社員のコミュニケーションを増やしたい」というご要望で、社員食堂やオフィスカフェ導入のお問い合わせが急増しています。

サンニン東:まさに、今回ボンディッシュさんと協業することで生まれるシナジーはここにあります。私は「人間の生命維持の基本は『飲むこと』と『食べること』」であり、おいしいものがあれば自然と人が集まり、人間関係や場の共有が生まれると考えています。つまり、対面コミュニケーションにおいて、食は最強のツールになるのです。
ハイブリッドワークを継続する企業でも同じです。月数回の出社時、久しぶりに会う部下といきなり会議ブースに入るより、ハイテーブルのバーカウンターでコーヒーを飲みながら「最近どう?」と話す方が絶対にほぐれますよね。そのためのツールとして、オフィス空間の中に「カフェ」のような機能をもたせることは非常に有効だと考えています。
失敗しないオフィス設計とは?初期段階から仕掛ける「空間×食設計」の最強シナジー
サンニン東: あくまでクライアント様のニーズ次第ですが、サンニンでは、社員食堂やカフェを単体でご提案するのではなく、「食設計」というキーワードで一緒に空間デザインを行う投げかけをしています。
多くのお客様は、会議室をいくつにするか、レイアウトはどうするか、といった発想からスタートしており、オフィスの「食設計」に関しては見落とされがちです。「食設計」についてご提案すると「確かに食設計って大事だよね」「おいしくて1000円以内のランチがオフィスで食べれるなら導入したいよね」と一気に話題が膨らみ、経営課題の解決に直結するプロジェクトへと発展するケースも多いです。
ボンディッシュ上形: 弊社でも、執務スペースや会議室のレイアウトが決まった後、「最後に余ったスペースで社員食堂やオフィスカフェを作りたい」とお問い合わせをいただくことは非常に多いです。
しかし、設置したい場所に「排水の勾配が取れない」「空調や排気の設備が通せない」というハード面の壁が立ちはだかり、残念ながら物理的に断念せざるを得ないケースもあります。だからこそ、初期段階から、空間設計と食設計を共にご提案できるサンニンさんとの協業は、クライアント様にとってもメリットが大きいと感じます。


サンニン東: ボンディッシュさんの「キッチンレス社食」というスキームは画期的です。セントラルキッチンでプロが調理した食事をケータリングする仕組みのため、導入するオフィスでは火を使って調理をする必要がなく、莫大な厨房設備投資がいりません。後から導入も十分可能ではありますが、私たちがあらかじめ「どこにビュッフェ台を作るか」「コーヒーマシンをどう配置するか」を計算してデザインすれば、よりスムーズに導入が可能となるうえ、コミュニケーションの最大化を意識した導線をご提案できます。
ボンディッシュ上形: 飲食スペースは端の方に寄せられることが多いのですが、クライアント様のニーズによっては、真ん中にドーンと構える形や、仕事の導線上に自然に組み込む形が良い場合もあると思います。企業ごとの特徴を出せる部分にもなるので、そのあたりも含めてサンニンさんに初期段階から設計いただけると、失敗なく、より魅力的なオフィス空間が実現できそうです。
サンニン社の施工によるオフィスカフェのイメージ
▼サンニン×ボンディッシュが手掛けたオフィスカフェの導入事例はこちら
スマイルカーブ理論が示す、AI時代にこそ投資すべき「アナログ」の価値
ボンディッシュ上形: 生成AIの目覚ましい進化が続く昨今、本格的なAI時代の到来という視点からも、経営層がオフィスの「食設計」への投資に注力すべき理由や背景について、どのようにお考えでしょうか?
サンニン東: 早稲田大学の入山教授が提唱している「スマイルカーブ理論」が非常にしっくりきています。ビジネスプロセスにおいて、最も価値が高いのは両端、つまり「トップの意思決定(方向性)」と「現場のアナログな体験」であり、その中間にある管理業務は今後AIに取って代わられるという考え方です。
例えば、オンライン会議でどんなに魅力的なプレゼンをしたところで、顔を合わせることなく数千万円の契約にハンコを押すにはやはり抵抗があります。今後、ビジネスの価値を高めるには、現場のリアルな価値 =“アナログな関わり” に投資する必要があると考えています。
企業とお客様の関係ももちろんですが、管理職と従業員や従業員同士の関わりにおいても、AI化が進む時代だからこそ、あえて人間らしい「対面での交流」やそれを促す「食」や「空間」への投資は、今後必須と言えますね。


ボンディッシュ上形: AI時代だからこそ、人間特有の五感を使ったリアルな体験や、食事を通じた偶発的なコミュニケーションの価値が高まっていますよね。
会社を意味する「カンパニー(company)」の語源は、ラテン語の「com=共に」と「panis=パン」が結びついてできており、直訳すると「一緒にパンを食べる仲間」となります。日本にも「同じ釜の飯を食う」という慣用句がありますが、単なるビジネス上の組織ではなく、共に戦い、食事を分け合う「仲間や同志の集まり」というニュアンスが強く感じられます。
オフィスに食環境が整っていること、気軽に社員同士が食事を共にし語り合えること、これはオフィスのスタンダードな姿となっていきそうですね。
人が「いきいき」と働く、次世代ワークプレイスの究極の姿
ボンディッシュ上形:サンニンさんの魅力は、先進的な空間のデザイン性だけでなく「圧倒的なスピード対応」にあると感じています。実はこれが、今回サンニンさんと協業をさせていただく決め手にもなりました。どうやってあのスピード感を実現されているのでしょうか?
サンニン東: ありがとうございます。私たちサンニンでは、全社員が3D図面ソフトを扱い、お客様からのご要望に対してその場で図面を修正し、即日でご提案できる仕組みを徹底しています。“デザイン”という個人の感性に依存しがちな領域から、なるべく属人化を排除し、お客様の期待を3倍のスピードで超えていく。こうした仕組み化が、スピードの理由です。

しかし、私たちが本当に目指しているのは、当社の理念「人が輝く空間を作る」の実現です。私はこの状態を、社員の方々が血をみなぎらせて「いきいき」と働いている状態だと定義しています。
従来の「机を並べてパソコンで作業をするだけのオフィス」というイメージは、もはや過去のものになりつつあります。これからの「オフィス」は、明確に「人が集まる場所」として再定義されなければなりません。
空間デザインのプロフェッショナルとして、スピード対応とそれによって生まれる柔軟性で日本中の人が「いきいき」する空間を作っていきたいですし、ボンディッシュさんが提供する「飲む・食べる」という人間特有のアナログな体験が入ることで、さらに厚みが増すと考えています。大企業はもちろん、地方の中堅企業に至るまで、美味しい食事と洗練された空間を通じて、すべての人がいきいきと働けるインフラを広げていきたいですね。

ボンディッシュ上形: AIがどれほど進化しても決して代替できない「共に食べ、語り合う」というアナログな価値を最大化する空間。それこそが、私たちが提案する「AI時代の次世代型ワークプレイス」の究極の姿と言えそうですね。空間デザインと食設計のプロフェッショナルが初期段階からタッグを組むことで、テナントビル等の制約や設備投資をなるべく抑えながら、企業カルチャーを体現する最強の拠点を創り上げることができると確信しています。
次世代ワークプレイスの導入に向けて

働き方が多様化する現代において、オフィスのあり方は経営課題そのものです。
「社員が自然と集まる空間を作りたい」「自社ビルではないが社食を導入したい」とお考えの経営層・総務人事のご担当者様。空間デザインから食の運用までを一気通貫でサポートする両社へ、ぜひお気軽にご相談ください。
圧倒的なスピードと実現力で、貴社のカルチャーを体現するオフィスをご提案いたします。
また、ボンディッシュでは、初期費用ゼロ・週1日から・電源とテーブルのみで手軽に導入可能な「週イチ社食」も実施しております。オフィスデザインを進める前でも気軽にお楽しみいただけます。














