「合格率2%の壁を超えて。」― 8年の執念で掴んだ、国内最高峰『コーヒー鑑定士』への道。
- 洋輝 大西
- 7 日前
- 読了時間: 7分

こんにちは!ディレクターのともちゃんです!
今回は、ボンディッシュで働く“プロフェッショナルの裏側”をご紹介します。
ボンディッシュでは、食のプロフェッショナルたちがそれぞれの個性を活かして活躍しています。
今回は、社内でも大きな話題となっている「おめでたいニュース」をお届けします!
自社焙煎工場の焙煎士、香川 映希(かがわ えり)さんが、国内でも屈指の難関資格「コーヒー鑑定士」に見事合格しました!
合格率はわずか2%。日本にたった57人しかいない(※)、まさにコーヒー界の最高峰の資格です。
※2025年6月時点
▽コーヒー鑑定士とは
J.C.Q.A(全日本コーヒー鑑定委員会)が主催しており、コーヒーに関する高度な専門知識と実務能力を総合的に判定する検定です。同検定は段階的な資格制度となっており、最上位資格である「コーヒー鑑定士」は、コーヒーインストラクター1級の合格者のみが挑戦可能。〈商品設計〉〈生豆鑑定〉〈品質管理〉、3種全てのマスターを取得した方のみが認定を受けます。2003年の検定開始以降、2025年6月時点での累計合格者数は57名にとどまっており、直近回における合格率は約2%と、国内でも屈指の難関資格として知られています。
なぜ彼女は8年もの歳月をかけて、この挑戦を続けたのか?
「社食の会社が本気で淹れるコーヒー」の裏側にある、静かな、けれど熱いこだわりを聞いてきました!
Profile | 香川 映希(かがわ えり)さん
ボンディッシュ自社焙煎工場の焙煎士。 販売店舗での接客からキャリアをスタートし、「自分の作ったコーヒーで『美味しい』と褒められたい」と焙煎の道へ。 キャラバンコーヒーの工場勤務、浅草「くくりひめコーヒー」の立ち上げを経てボンディッシュに入社。 ボンディッシュで提供するコーヒーを生豆の買い付けから焙煎まで実施しながら、2025年、国内最高峰の資格「コーヒー鑑定士」を取得。
▽主な競技実績
・ローストマスターズチームチャレンジ(RMTC)
2019 関東Bチーム 準優勝
・ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ(JHDC)
2019・2020 出場
・ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ(JCTC)
2022 準決勝進出/2023~2025 出場
「答えのないテスト」に挑み続けた8年間
― コーヒー鑑定士の合格、本当におめでとうございます!そもそも受けようと思ったきっかけは何だったんですか?

香川: ありがとうございます!きっかけは単純で、当時の職場の先輩が受けてて、いろんなことにチャレンジしている先輩だったので、憧れて私もやってみようかなという気持ちからでした。
― そこから合格まで、なんと8年かかったとお聞きしました。
香川: そうなんです。鑑定士の試験は「テストの答えがない、もらえない」のが一番の難関でした。 自分が書いた答えが合っていたのか、何が間違っていたのかも分からないけど、この点数……みたいな手探り状態で。回数を重ねて少しずつ正解に近づいていくしかありませんでした。
― それでも諦めなかったのはなぜですか?
香川: とにかく悔しくて「絶対とってやろう」という気持ちは常にありました。 あとは、周りの人も全然とってなかったので、自分が一番にとりたい!という気持ちも大きかったです。
― 熱意を持ち続けられたことは本当にすごいですね!合格を知った時は、やっぱり飛び上がるほど嬉しかったですか?
香川: すっごく嬉しかった気持ちもあるんですけど、なんか燃え尽きみたいな「あ、終わっちゃったんだ」みたいな(笑) 毎年の習慣だったので、「来年からはあそこの会場にも行かないんだ」と思うと、少し寂しいような不思議な感覚もあります。
「水みたいに自然に飲める」一杯を追求する
― そんな難関を突破した香川さんが考える「おいしいコーヒー」の定義を教えてください。

香川: 私は「体に馴染むコーヒー」だと思います。 味の好みは人それぞれですが、誰が飲んでも違和感がなく、ずんずん飲んじゃうような、水みたいに自然に飲めるコーヒーをお届けしたいなと思っています。
― ボンディッシュではオフィスで飲むコーヒーを提供していますが、お店で飲むコーヒーとはどんな違いがあると思いますか?
香川: お店で飲むコーヒーは「今日はコーヒーを飲みに行くぞ」っていう“特別感”があるものですが、私たちが提供するオフィスコーヒーは「日々の、毎日飲むような日常の相棒」だと思っています。仕事中に片手にコーヒーを持って飲むというシーンだからこそ、一日に何杯でも飲みたくなるような、飽きのこない、生活に寄り添う一杯でありたいです。
― その「日常の相棒」を作るために、一番こだわっているのはどんなところですか?
香川:一番は「品質の安定」です。同じものを常に提供できるように、細心の注意を払っています。 味づくりのチェックでも、“突出したクセがないか”を一番に見ていますね。
「社食の会社がここまで本気!?」という驚き

― そもそも、なぜボンディッシュに入社を決めたんですか?
香川: 最初は「社食の会社なのに焙煎機入れてるなんてことあるんだ?!」「そんな量、焙煎する必要ある?!」って、とにかく驚きました(笑)。 一般の方もご利用いただける豊洲の「R.O.STAR」へ見学に行った時、本当にめっちゃ速いし安いし「本気だ…。これは他とは違う」と圧倒されたのが入社の決め手ですね。
― 実際に入社してみて、環境はどうですか?
香川: 最高の環境ですね。入社して1番驚いたのは、ドトールコーヒーのOBの一人である山本史郎顧問が監修されていることです。直接、品質管理やコーヒー農園について学べるなんて「すごい奇跡」だと思いました。また、焙煎士は私と長谷部さんの2人だけで、全ての店舗のコーヒー豆を焙煎担当しているので、とても大変ですが、どうすれば無理なく、高い品質を維持できるかを、日々2人で考えながら働いています。
ボンディッシュの自家焙煎工場「THE FACTORY SHINKIBA」で焙煎を行う、焙煎士の香川映希さんと長谷部寿さん
― そうした環境が、今回の結果にもつながったんですね。
香川:そうですね。焙煎の精度や効率、全体の回し方について試行錯誤することは、試験勉強にも活きていたと思います。長谷部さんもコーヒー鑑定士に挑戦中で、共に働く良き理解者として支えられていました。山本顧問や事業部長の綿貫さんをはじめ、社内の方も全力で応援してくれて。「こんなに応援してくれるんだ、勉強しがいがあるな」って、すごく感謝しています。
― 最後に、今後の展望を教えてください!
香川: 今まで挑戦してこなかった、エスプレッソの勉強を今年は深めたいと思っています。また、長期的には教える側に回りたいなと考えています。 ちょうど社内セミナーの資料も作り始めているので、コーヒーを極めたい人も、ちょっと興味がある人にも、もっともっと美味しいコーヒーを広めていきたいです。
編集後記:自分の好きを極めた焙煎士としての挑戦

インタビューの中で印象的だったのは、前職で工場勤務を希望した際の話です。 当時はまだ焙煎士は男性が多く、周囲から「女の人には30キロの豆袋を運ぶのは無理だよ」と言われたこともあったそうです。 それでも「大丈夫です、一回やってみます!」と志願し、実際にやってのけてしまった香川さん。 その「まずはやってみる」という謙虚で強い精神こそが、合格率2%の難関を突破する力の根底にあったと感じます。

「一日何杯でも飲めるコーヒー」は、来客用でも、特別な日のためのものでもありません。毎日、働く人のそばにある一杯だからこそ価値があると、私たちは考えています。
ボンディッシュは、こうしたプロフェッショナルの技術を詰め込んだ「本気のコーヒー」をオフィスにお届けしています。
「毎日飲むコーヒーだからこそ、最高の一杯を。」 あなたのオフィスを、もっと心地よい場所に変えてみませんか?
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