BONDISHの行動指針「6つのレシピ」― 働くメンバーのリアルなエピソード
- sakamotoi
- 2 日前
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こんにちは、採用室の坂本です!
BODISHが目指すのは、食を通して人の気持ちを動かし、場をつくり、関係性を育てていく「フードコミュニケーションカンパニー」です。現場ごとに異なる状況の中で、何を大切にし、どう行動するかが常に問われ、マニュアル通りに仕事を進めるだけでは成り立ちません。
その判断軸として、私たちは「6つのレシピ」という行動指針を大切にしています。
食べる人の立場に立つこと、仕事を楽しむこと、無限の可能性を信じること。この3つを軸に、私たちが大切にしている価値観をまとめたものが、6つのレシピです。
今回の記事では、6つのレシピに関するメンバーのエピソードを通して、BONDISHの文化を紹介します。「こういう考え方の人たちが働いている会社なんだ」という空気感を、感じていただけたら嬉しいです!
〜BONDISHの6つのレシピ〜
お客様の本質的ニーズからスタートし、wow!を味付けします
「おいしい!」のために立ち止まる勇気を持ちます
最大火力で、質×スピード×コストを同時調理します
正しい姿勢で異見交換し、マリアージュを楽しみます
芯温と視座を高く保ち、成長力を武器とします
一流の計画より、一流の実行にこだわります(実行マシマシ)


入社して間もない頃、私は「美味しいものをつくること」を何より大切にしていました。社員食堂のメニュー開発でも、「自分が美味しいと思えるかどうか」を基準に考えていたと思います。
しかし、実際に現場に立つ中で、その考え方だけでは足りないことに気づきました。
社員食堂を利用する人の目的は、本当にさまざまです。「できるだけ早く食事を済ませたい人」もいれば、「午後に向けてしっかりエネルギーを取りたい人」もいて、同じ場所、同じ時間でも、求めているものは一人ひとり違うのだと実感しました。
それからは、「この人は今、何を求めてここに来ているんだろう?」と想像しながら、メニューを見直すようになりました。例えば、できるだけ早く食事を済ませたい方のために提供時間を短くできる構成を意識したり、ヘルシー志向の方に向けて鶏むね肉を使い、軽い味付けにしたりと、利用シーンを想像しながら工夫するようになりました。これらのメニューに対して、「また食べたい」「これ、ちょうどいいね」と声をかけてもらえたとき、お客様の本質的なニーズからスタートし、そこに“Wow!”を添えることの意味を、体感として理解できた気がします。
まだまだ学ぶことは多いですが、社員食堂は働く人の毎日を支える大切な場所だと思っています。これからも現場で感じた声を大切にしながら、「今日、ここで食べてよかった」と思ってもらえる一皿を増やしていきたいです。周りの先輩や仲間と意見を出し合いながら、挑戦を楽しんで、もっと活気のある食堂をつくっていきたいと思います。


6つの拠点を管轄する中で、私が最も大切にしてきたのは、チームとの信頼関係です。「威厳」と「お互いの尊敬」があってこそ、信頼関係が生まれる。その土台にあるのが、まず「聴くこと」だと考えています。相手を知ろうとし、興味を持って聴く姿勢があるからこそ、安心して声を上げられる環境が育っていると感じています。
アルバイトのメンバーから、「このまま提供して問題ないですか?」「このやり方で合っていますか?」と些細なことでも質問が飛んでくる時、このレシピが浸透していることを実感します。不安をそのままにせず、立ち止まり、確認し、より良い選択をしようとする姿勢こそが、お客様にとっての安心・安全、そして最高の「おいしい!」に繋がります。一人ひとりが責任感を持ち、誰かのせいにせず、自分ごととして考える。その積み重ねが、チームの強さになっています。
目指しているのは、全員が利他的に行動し、どんな小さな「立ち止まり」や「声」も歓迎されるチーム。安心・安全を大切にしながら、スピードと質を両立させる仕組みを、これからも現場の声から生み出し続けていきたいと考えています。


私が関わっている店舗では、カフェとバーを運営していますが、夜のバータイムの来客数が伸び悩んでいる時期がありました。
そこで大切にしたのが、「まずやってみよう」というスピード感です。雑談の中から生まれたアイデアを形にし、2週間という短期間でも、2つのイベントを企画・実施しました。
準備期間が限られている中で、メニュー開発や告知物の作成など、急ぎながらも質を落とさない工夫を重ねました。結果として、1つのイベントは想定ほどの盛り上がりには至りませんでしたが、もう1つの「おでん」イベントは実施以降毎週「今日、おでんありますか?」と聞かれる程大きな反響があり、おでんに併せて日本酒や芋焼酎もメニューに追加しリピート開催につながりました。
この経験を通して実感したのは、質・スピード・コストのどれかを妥協するのではなく、同時に実現しようとする姿勢が、「Wow!」を生むということです。
私はまだ入社から日が浅く、担当店舗もオープンから1年経っていません。このレシピを意識するようになってから、「完璧に整えてから動く」だけでなく、「まず思いつきを形にし、その過程で質やコストを最適化していく進め方」もできるようになりました。BONDISHでは、「未熟さ」を「柔軟さ」に変え、スピード感を持って動けることが魅力だと感じています。
結果に囚われすぎず、まず挑戦し、振り返りと改善を重ねていく。スピードある挑戦が歓迎され、思いつきが形になる。そんな文化を、これからも仲間と一緒につくっていきたいです。


テーブルコーディネートをつくる際は、プランナーやキッチンのメンバーと、立場の違いを越えて納得いくまで意見を交わします。そうしたやり取りが、お客様が安全に楽しめる空間づくりにつながっていると感じています。
立場の異なるメンバーが、同じゴールに向かって意見を交わすことで、自分ひとりでは思いつかなかった発見がたくさん生まれます。そのやりとりは刺激的で、楽しくて、「もっと良いものをつくりたい」という気持ちを自然と引き出してくれます。そして、自分が心から楽しんで作るコーディネートほど、最高なものができていると感じます。
わからないことは、決して悪いことではありません。成長し続けるためには、わからないことがあるのは自然なことだと思っています。
「わからない」と言えること、そしてそれを「みんなで解決すればいい」と思えること。そんな空気の中で、部署を超えてコミュニケーションを取り、情報を共有し合いながら、チーム全体で成長していけたら嬉しいです。


第二新卒として入社した私は、経験もスキルも十分ではない中で、「目の前のお客様に喜んでもらいたい」「もっと人の役に立ちたい」という想いを原動力に、全力で行動してきました。一方で、判断を誤り、結果的に周囲に手をかけてしまうこともありました。
そんな経験を通して強く感じたのは、ミスを恐れて動かなくなるより、視座を高く持ち、改善を前提に行動し続けることの大切さです。一度の失敗で終わらせず、振り返り、改善し、また挑戦する。その繰り返しが、少しずつ自分の成長につながっていると実感しています。今は、「人のために何かをしよう」と思った瞬間に、まず一歩動いてみることを意識しています。そうした積み重ねの中で、目の前の出来事の小さな変化や、お客様の潜在的なニーズにも自然と気づけるようになってきました。
また、芯温と視座を高く保つことは、自分を成長させるだけでなく、相手も幸せにできる可能性にもつながると考えています。恥ずかしくてなかなか思っていることを行動に移せなくても、「人のために何かをしよう」と思えること自体が、とても大切な視座だと思います。失敗を通して自分の未熟さと向き合い、当事者意識を持って次に活かす。そのプロセスそのものが、人間性を磨く力になると考えています。これからも、気づいたことを行動に移し、一期一会を大切にしながらよりホカホカな職場環境づくりに励みたいと思います!人や社会にやさしく向き合える人でいられるよう、これからも成長を重ねていきます。




